涸沢・穂高の登山 3年2組 林さん・村上さん(記) 3年3組 坂口さん・山田さん |
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2017年9月1日から3日に涸沢・穂高の登山にいってきました |
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一日目。9月1日の早朝、3時に大津を出発した。松本の沢渡に到着し、タクシーを乗り継いで上高地へ、 |
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8時から登山の始まりだ(写真@)。梓川沿いの車道を対岸に明神岳を見ながら3時間程度で横尾に到着する。 |
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早速Yが缶ビールを買ってきたSは飲まなかったが他の3人は飲んだ。昼食と休憩を取り、槍沢から |
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槍ヶ岳への分岐を、横尾大橋をわたって涸沢・穂高岳への方に進み、順調な歩みで緩やかな登山道を |
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対岸に一枚岩で絶壁の屏風岩、谷間の奥には北穂高岳を眺めながら、つり橋の本谷橋に到着した。 |
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ここからは本格的な登山道となり急坂を登り、落石を気にしながらガレ場を通り過ぎると、今日の目的地の |
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涸沢カールがみえてきた。涸沢ヒュッテの分岐を右に行きナナカマドの林をぬけると涸沢小屋、テント場 |
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が見え、今日の宿泊所の涸沢小屋に到着した。早速、缶ビールで乾杯した。 |
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小屋の展望テラスからは残雪が輝く涸沢とカラフルなテント村が広がり、見上げる稜線には前穂高と |
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奥穂高がそびえており「涸沢にきた!!!」(写真A)と感激した。 |
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山小屋の美味しい夕食を取り、ビール、ウイスキー、焼酎、日本酒を飲みながら山小屋の夜を堪能した。 |
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二日目。静かに夜はあけて、今日は岩場をよじのぼって穂高岳をめざす。よじ登るのはH、Y、Mの3名、 |
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Sは普段の運動不足で脚が動かないため涸沢で休憩。 |
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小屋を出るとすぐに岩礫の道で踏むところを確かめながら一歩一歩登っていき、やがて今日の難所の |
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ザイテングラートが一望できる展望の良い岩場(写真B)に出る。 |
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ガラ場をゆるやかにに登っていくとザイテングラートの登り口、気を引き締めてこの岩稜を登りはじめる |
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クサリ場や鉄のハシゴなどの急峻な岩場(写真C)を登りきると奥穂高岳と涸沢岳の鞍部にある標高2996mの |
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穂高岳山荘に到着する。体力・足の状態などを考慮して標高日本第3位(3190m)の奥穂高岳は断念して、 |
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標高日本第8位(3110m)の涸沢岳に向かうことになった。 |
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穂高岳山荘のテラスで我々の横にいた3人ずれの女性(我々と同年代か)の2人は空身で奥穂高岳に |
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向かっていき、最初の急峻な岩場のハシゴやクサリの連続をヒョイヒョイとのぼっていかれた。 |
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後で降りてきた二人の話で「もういつ死んでもよい」と言っていた。 |
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我々は30分ほど登って涸沢岳の山頂に到着した(写真D)。ガスがかかってきたが素晴らしい展望だ。 |
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奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳、笠ヶ岳、双六岳、黒部源流の山々そして憧れの槍ヶ岳(写真E)など見事だ。 |
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涸沢岳の山頂の北側はすぐに切れ落ちていて体がゾクゾクして今にも吸い込まれそうで危険だ。 |
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また北穂高岳からヘルメットをかぶって縦走してくるツワモノの姿も見えた。 |
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穂高岳山荘に降りてきて昼食を取り、登って来た道を気を引き締めながら涸沢小屋に戻ってきた。 |
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三日目。夜は満天の星空だ。普段、目にしない小さな星も手がとどく様に見えた。 |
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今日は来た道と同じコースで大津までかえる。 |
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小屋の朝食を済まして、テラスでコーヒー等をゆったりと味わい快晴の涸沢(写真F)を後にした。 |
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本谷橋までは岩礫の下りだ。筋肉痛や関節痛等で疲れで動かない脚を引きずり、ふらつきながら |
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ゆっくりと時間をかけて歩いた。谷側にはこけない、こけるなら山側にと気を付けながら |
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本谷橋にたどり着いた。本谷橋からはなだらかな下りで、横尾に到着し無事な下山を喜びあって |
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ビールで乾杯した。 |
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多勢の登山者や観光客にまぎれながら徳沢、明神、上高地バスセンターまで歩き、 |
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タクシーで沢渡大橋駐車場までいきプリウスに乗り換えて乗鞍高原温泉の湯けむり館(イオウ温泉)で |
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一風呂浴びてさっぱりして帰路についた。途中で、そばを食って大津には21時過ぎに到着した。 |
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(H:林恵次郎、S:坂口茂、Y:山田康行、M・記:村上昭 ) |
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Hの感慨・・ |
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ことの発端は、酒場談義での、Sの「涸沢に行きたい」、M「じぁ行こう」という軽いノリから始まりました。 |
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こちらは言われるままについていくだけ。何年か振りに履いた登山靴は途中で靴底が剥がれてしまいガムテープでぐるぐる巻きの応急処置。 |
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おかげでガムテープの靴底が岩場で滑りそう。冷や汗かきながらの滑落危険度一杯の急斜面の岩場稜線、足ガクガクを必死に堪え、 |
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連続5時間踏破。滑り落ちた登山者がヘリコプターで搬送されるのを目の当たりによくこんな所に来たもんだ・・と思いつつ山頂にたどり着くと |
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下は雲海、3000メートル級の眺望には感慨ひとしお。でもあとで山登り慣れした者から言われました、「ようそんなとこから登ったなあ、 |
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上級者コース俺には無理」 |
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